店長の竹田です。
今回は「菊芋」の話であります。
前回の青果会社(北九州・高上青果)の社長は、
菊芋の栽培や商品開発も行っています。
前回、「とってもためになるトマトの話」
を聞かせてもらったのですが、
私がお伺いしたもう一つの目的は
菊芋についての情報を得る為でした。
知る人ぞ知る、「菊芋」…
知る人ぞ知る「天然のインシュリン」
という(過激な!)別名を持つ植物で、
その「天然のインシュリン」という
薬事法に直球勝負…というか(苦笑)、
公には訴えることの出来ない別名の故、
知る人ぞ知る、存在の菊芋なのであります。
高上社長は熊本阿蘇の農家と提携して
その菊芋を使ったサプリや健康茶などの
開発も行っているのです。
(恐るべし青果会社)
菊芋はキク科の植物で、
芋類ではありませんが(花は菊の花そのもの)
その茎や根の部分が芋(というか生姜のような形)
に似ているので「イモ」呼ばわりされております。
イモではないのでデンプン質も含まず、低カロリー
イヌリンという食物繊維を多く含んでいるのが大きな特徴。
そのイヌリンは「水溶性食物繊維」と言われる成分で
胃に溶けるとゲル状になって、無駄な糖分の吸収を
防いでくれる働きがあるそうです。
この前も高上社長のところに、
大手の健康食品会社から依頼があり、
菊芋の粉末を数トン卸したそうです。
そして、
「万象堂さんにも卸して、いいっすよ~」との事。
熊本阿蘇で栽培され、地熱で自然乾燥され
粉末化された、菊芋茶…
正直、うちも菊芋茶の販売を検討中なのです。
(企業秘密を自分で暴露…)
しかし、
試飲して思うに、僕にはちょっと味が…(汗)
微かな甘みで後味もなく、
さっぱり飲みやすいのですが、
「飲み続けたい」と思わせるような、
パワーに欠けるというか、粘りに欠けるというか。
だから菊芋はお茶ではなく、
サプリの原料とかになるのかもしれません。
やはり「桑の葉茶」の
高上社長から言われた、
「まずいものは、まずいままがいい」
…という自然度100%の桑の葉が
飲み続けやすいと思う次第です。
※現在、万象堂の桑の葉茶も
これまでの工程に「揉んだりする」手間を追加し
更に、自然に甘く飲みやすい桑茶の試作を
行っています!今しばらくお待ちを!
それに、これまであれやこれやと、
いろんな商材に手を出し失敗を続けてきた私…。
(前日、菊芋の話をするとスタッフ「またかという顔」で無言…)
「桑の葉にもっと集中せんかい!」と
自分を戒める、もう一人の自分の声も聞こえてきました。
やはり菊芋の販売計画は白紙に戻すことに。
…しかし、いろいろ調べて見るに、
糖尿病となる原因を妨げてくれる食材が、
自然界には結構あるものです。
菊芋の他に、熊本で手に入る食材と言えば…
■ヤーコン
アンデス地方原産のイモ。
イモの部分には抗酸化物質やフラクトオリゴ糖を含み、
葉にはポリフェノール、カリウム、カルシウムなどの
ミネラル分が豊富。
ポリフェノールの一つにインスリンの働きを持つ成分があり
糖分の吸収を抑えるとの事。
熊本の県北地域で「ヤーコンの里」作りの事業が
10年も前から行われています。
しかしあまり事業は根付かず、
知る人ぞ知る「ヤーコンの里」のままで、
その町の物産館には山のようなヤーコンの山…が。
(眠れ、ヤーコン)
■シナモン
血行を良くし、糖分の吸収を抑える成分が
含まれているようです。
しかし過剰摂取は肝機能に良くないとのことで、
こらからの研究次第との事。
実は(これまた)熊本の県北で
シナモンを栽培されているところがあり、
乾燥した葉を取り寄せたのですが、現在放置中。
…体に良いって、どこでどうして、
どのくらいの分量を煎じていいものやら…。
(とりあえず、市販のシナモンティーで一服してしまう私)
まぁ、焦らずゆっくり、
チャレンジしていくのが良いようですね。
当社では、実際に原料を栽培されているところに
訪問し、お互いの信頼関係をもとに契約、
商品の開発や販売をするのがポリシーなので、
以下の商品も糖分を抑え、健康管理に役に立つそうですが、
うちでは仕入れ、販売は困難なので、簡単な情報の提供まで。
■ノニ → 原産国ポリネシア。沖縄でも栽培されている
常緑樹の果実を搾ったジュース。
各種酵母菌、ポリフェノール、アミノ酸などを豊富に含み、
その相互作用で血糖をコントロールする働きがあると言われています。
■バナバ茶 → 原産国フィリピンの植物バナバ。
葉にはインスリンと同じ働きをするアミノ酸が含まれて
血糖値を抑える働きがあると言われています。
■ギムネマ茶 → インドなどに分布するハーブの一種。
独自の成分ギムネマ酸が血糖をコントロールすると言われています。
飲むと約30分前後甘みと苦みを感じなくなる不思議なお茶だそうです。
■グァバ茶 → 南国の果物グァバの果実。
生食やジュース、ジャムなどで親しまれていますが、
葉にも多くの栄養分を含んでいます。
特にグァバの葉のタンニンというポリフェノールの一種が
糖の分解を抑える効果があると言われています。
■サラシア茶 → インド、タイなどに自生するツル性の植物。
サラシノールという成分が、糖分の吸収を抑えると言われています。
インドでは古代から糖尿病を抑える薬として利用されてきました。
■オリーブ茶 → 実だけでなく、葉から作るハーブティーにも
長い歴史があり、古代ローマ時代から薬用として使われてきました。
茶葉に含まれるポリフェノールやヒドロキシテロシルが糖分を抑制する
働きがあると言われています。
なんとまぁ、調べてみると結構あるものです。
さて、
このメールの配信の最後になり
思い出したのが、肝心カナメ、当社の看板商品、
桑の葉茶の効能…
(完全に、忘れてました。)
菊芋にも負けない
桑の葉茶の働きを次回に説明します!
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次回の「気が付けば糖尿病」は「桑の葉って知っていますか?編」です。
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万象堂の桑の葉茶 100gで100杯分
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