九州はいよいよ梅雨に入りました。
これから約1ヶ月半…雨の日が続きます。
春夏秋冬、プラス梅雨
日本には正確には四季ではなく、五季あるようですね。
この健康伝言板も、まる2年書き続けてきましたが、
いよいよ「ネタ」切れ、最近は2週間に1回の配信となっております。
さて今回のネタは何にしょうかと、
逆立ちして思い悩んでいると、ネタの逆は、タネ…
タネと言えば、(タキイではなく)梅干しと思いつき
梅干しと言えば、6月!という安直な発想で調べてみますと、
なんと幸運な!最近の研究で、
「梅に糖分を抑える効果がある」という記事に出くわしました。
調べれば調べるほど、すごい梅干しの世界!
…と、いうことで、今回は梅干しの効用について
ちょっとご紹介してみます!
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・伝統的な健康食品「梅干し」◆――――――――――――――――――――◆
ネットで調べるに、
日本有数の梅干しの産地、和歌山では
梅干しの加工会社が集まり、産学連携で「紀州梅効能研究会」なるものを設立、
梅干しの効能について、
インターネットなどで情報発信をされていました。
そのサポートメンバーには、
和歌山県立医科大学の准教授、別名「梅干し博士」なる方から全国各地の大学の研究室も参加して、梅の効能についての
科学的なデータも提供されています。
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・梅に含まれる「健康効果」はすごい!◆――――――――――――――――――――◆
…で、そのサイトを見ると、あるわ、あるわ梅効果!
・インフルエンザ予防
梅にインフルエンザウイルスの増殖を抑制する、
新規機能性化合物を発見!
・胃がん予防
梅の中に、胃に障害を及ぼすピロリ菌などの運動を抑える
効果のある物質が含まれていることを発見!
・食中毒予防
梅干しには「黄色ブドウ球菌」や「病原性大腸菌」といった
食中毒菌の増殖を抑える作用があり!
・血液浄化作用
梅干しに含まれるクエン酸は、ドロドロ血液の原因である
酸性を中和させ、血液をサラサラにする働きが!
・疲労回復効果
梅干に含まれる「クエン酸」には、
疲れの原因となる乳酸を抑える働きがあり!
また梅の酸味が体内の消化器官を刺激し、
だ液など消化酵素の分泌を促し、食欲を増進させます。
(他にも盛りだくさんの効果効能!)
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・そして、糖尿病予防にも梅!◆――――――――――――――――――――◆
梅の中には、血糖値の上昇、肥満のもとになる
糖分を、体内に吸収させる酵素(α-グルコシダーゼ)の働きをじゃまする成分があります。
※この成分は「α-グルコシダーゼ阻害剤」として
特許を取得されました。
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・梅干しは一日何個まで?◆――――――――――――――――――――◆
しかし…しかしです、
いくら梅の成分に効能があったとしても、梅本体にその効能を求めるのであれば、
毎日毎日、とんでもない数の梅干し、
梅製品を食べねばならず、
有効成分を集めた梅エキスを抽出するとか、
今後の研究に期待したいものです。
それで、逆に気になるのが、梅干しの塩分
1粒当たりの塩分を調べてみるに…(※減塩ネットより引用)
・昔ながらの梅干し ⇒ 約4.7g
・あっさり味 ⇒ 約1.8g
・はちみつ梅干し ⇒ 約1.4g
・紀州 南高梅 ⇒ 約1.7g
・減塩梅干し ⇒ 約0.2g
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・一日の食塩摂取 目標量は?◆――――――――――――――――――――◆
厚生労働省が定めた1日当たりの塩分の基準値は
※「日本人の食事摂取基準」(2010年版)
男性 9.0g未満 女性 7.5g未満
※高血圧の治療を要する人(6g以下)
※腎臓疾患者の場合(3~6g以内)
ということで…(汗をかき、塩分補給も大事!)
あっさり味の梅干しを1日2~3個くらい食べて、ジメジメした梅雨の時期もすっきり、さっぱり
毎日を健康に過ごして行きたいものです。
・追伸
梅の里、和歌山県みなべ町には、
その名もズバリ、「うめ課」があり、
今年2月には「梅干しおにぎり」を握る人数での世界記録で
ギネス世界記録に認定されました。(記録数428名)
今後も梅にまつわる、広報、イベント活動を企画されているようです。